39年前のこの日 午前中くもり雪交じりの雨
僕は 文部省前 現在の文科省前にいた
4月1日から実施される養護学校の義務化に反対して
全国障害者解放運動連絡会議のメンバーが
その意思表示として1月25日から31日まで
300人から400人の障害者支持者が座り込んでいた。
銀座の数寄屋橋公園に宿営地を設営しそこから毎日、朝から晩まで
文部省前で反対の声を上げていた。
このことは一切のマスコミが報道していない
マスコミ担当の人が文部省の中の記者クラブや各メディアに事前に
現場からの働きかけても一切取材に来なかった。
事前に文部省当局との合意で29日の日に話し合いを持つことになっていた。
それを文部省は拒否した
28日の牛込公会堂の義務化反対全国総決起集会には
800人以上の人が集まり抗議の声を上げた。
29日くらいから警備を理由に機動隊が出てきた。
マスクをしてカメラとメモを取っている私服の公安の刑事もあからさまに
来ていた。何があってもおかしくない。
文部省の裏側には機動隊の車両が3台待機していた。
25日から現場の指揮は大阪のN君(故人)と東京の僕がやっていた。
これまでの長い間、無視されて放置されてきた怒りの表現として
誰かが尿の入った尿瓶を文部省の正門に投げた。
しぶきが飛び散って雪まじりのなかキラキラと輝いて美しかった。
小沢特殊教育課長補佐が現れて人生最大の屈辱を浴びたと言って
のこのこと引き上げていった。(世の中には放尿プレーを楽しんでいる人たちもいるのに…)
今後地域で普通学校への入学を推し進めるとともに
地域の拠点づくりを宣言して座り込み闘争は終わった。
夕方、真っ暗な中、新橋の広場までデモンストレーションをやってこの行動は
終わった。
いや~寒かったね~
81年の国連が定めた国際障害者年の会議で謳われた。
【完全参加と平等】【ノーマラゼーション】【バリアフリー】などと
日本政府そして国、社会の意識はそれと逆行していく道を突き進んだ。
盲 聾 肢・知的特別支援学校体制は頑強に存在している。
詳しくは下記動画(養護学校はあかんねん!)を見て
4月1日の実施日に全国青の芝の会が文部省に対して抗議行動を行った。
琉球新報にて1ヶ月にわたる読者対談特集記事が掲載された。