人間はどこまで行っても何をやっても
順位をつけるよね。
競争して順番をつけて
1番をとったひとは
英雄のように褒められて
順位づけの枠からさえも
落ちた人は話題にもならない
こんなこと書いている僕自身も
15歳の時に東京都が主催する
身体障碍者スポーツ大会に
参加しているんだ。(高等部全員)
会場は駒沢オリンピック記念公園の
陸上競技場
種目は立ち幅跳び。ソフトボール投げ
なんとなんと僕はおちゃらけでやったのにも
かかわらずこの2種目で銅メダルを
もらったんだよね。
養護学校にいても社会を投影しているだよ。
その順位付けの中で僕らは生きてきたんだ。
それは障害者同士関係のなかでは軽度中程度重度頭が悪いとか
弁が立つたたないとか人付き合いがいいとか悪いとか
健常者と変わらないものがそこにあるんだよ。
僕はいまだに自分の中でつきささっていることとして
『インテリだからな』と言われたり
『なんでお前はモテるんだ』とか言われ
モテてる実感はないんだが
言う側はやっとの思いで言ってきたんだろうし
でも僕、学校の勉強はできなかったけど、学校にいるころから
めちゃくちゃ本を読んでたもん。
健常者とやりあっていくためにはそれなりの知識を持って
相手より優位に立たないとあかんなと思ってた。
(これも能力主義だよな)
その結果『おまえはインテリだ』ということだけど
こんなこと言い訳にならんけど。