8.15 10分前

小学部の5、6年生の頃、親父に連れられて
渋谷などに行っていた。
その頃、渋谷の駅前にあるハチ公の銅像の広場には傷痍軍人姿でハーモニカを吹いたり、アコーディオンを引いたりして、物乞いをしている人たちが何人かいた。
ボクはそれをずっと見ていたりした。
親父はこんなもの見るんじゃないと強引に手をひっぱて、
これがボクの記憶のなかにハッキリと記憶の中に残っていたんだ。
二十歳前後になって、なんとなく知った。
その傷痍軍人姿で物乞いをしていた人たちは日本人として、戦場に駆り出され負傷した台湾人と朝鮮半島出身者だと知った。
日本人として駆り出されながら軍人恩給対象のひととなれなかった人たちだ。
愕然とした。
これは現在の日本でもまだ解決していない。
徴用工の問題や元慰安婦のひとたちの問題と同じことだ。ずっとそのことを繰り返している。

この問題の流れの中に定住外国人障害者の無年金問題がある。国民年金に入れることにはなっているが、例えばボクが当たり前のように受給されている、障害基礎年金は支給されていない。
各自治体との交渉で特別福祉給付金という名目で支給されているケースもある。ただこれは本人たちが声を出したからである。
これらの問題にこだわってきたが解決の糸口すら出来ていない。指紋押捺制度ではあれほどの人たちが声をあげたのにもかかわらず、この問題は日本人、外国人、在日含め、無知だ恥を知れ!ふつうなら更新しないとパクられる。